2ヶ月弱D750を使ってみて

D750を購入して,2ヶ月弱経ちました。
実際に使ってみての感想をちょこっと書いてみようと思います。

D750の良い点

良い点1 連写が速くなった

前機種D80と比較すれば当然ではあるのですが,やはり連写速度は速くなりました。
そりゃそうですよね,速度自体は3コマ/秒 → 6.5コマ/秒とD80の倍以上な訳ですし,連続撮影可能枚数も6コマ→15コマとやはり倍以上です。これで速くなったと感じない人間が居たらおかしいですよね。(笑)

連続撮影したときのシャッターの音が速過ぎて最初びびりましたよ。
あ~なんかテレビのニュースとかの記者会見映像で聞く奴だ…って思いました。

連写速度がアップしたことにより,以前よりシャッターチャンスの撮り逃しが減ったように感じます。
とりあえずシャッター押しっぱなしにしておけば良い訳ですからね。

良い点2 高感度でのノイズが減った

高感度に強いとの評判のD750ですが,その通りだと思います。
夜間照明が暗い場所での撮影した場合は当然ノイズが増えますが,それでもD80とはダンチです。
というか,暗い場所で撮った時に普通に明るく撮れすぎててびびりました。
夜じゃないみたい。
ノイズが少ないから,安心してISOを上げて撮影出来ます。
これは来年のChageさんのファンミは期待できそうです。
今からメチャクチャ楽しみです。

良い点3 グリップが握りやすい

今までのD80に比べて重量が増えたにも関わらず持ちやすいのは,グリップの握りやすさにあると思います。持ってみて「重いんだけど手にしっくりくる」感じなのは重さがデメリットと言われるフルサイズ機におけるアドバンテージと言えると思います。
片手で撮影しようと思えば出来るのは良いですね。

良い点4 チルト液晶が便利

これは使う前から判りきっていたことですが,やはりチルト液晶は便利です。
先日近所でキャンドルイルミネーションのイベントがあったのですが,そこで早速役立ちました。
チルトもしくはバリアングル無しのカメラでイベントで撮影しようとすると,人混みで思ったように撮影出来ない,若しくは前の人がはけるまで順番待ちすると言ったことが必要ですが,D750はチルト液晶のおかげで前にちょっと人が居ても腕を伸ばして撮れば良いだけ。
D80時代に同じことをしたらカメラの角度が間違えてて被写体が全くフレームに入ってなかったなんてこともありました。(苦笑)
チルト液晶があればこれからはそういった失敗も無いでしょう。

また,私は今のところ必要なシチュエーションに遭遇していませんが,ローポジションでの撮影が必要な時もあるでしょうから,そんな時にもきっと役に立ってくれるでしょう。

D850にも搭載されたことですし,Nikonのフルサイズにもどんどん搭載して欲しい機能です。

良い点5 シーンモードが便利

一眼レフ特にフルサイズを使ってらっしゃる諸兄には「邪道だ」と言われてしまいそうですが,シーンモードが非常に便利です
D80時代も7種(オート、 ポートレート、 風景、 クローズアップ、スポーツ、 夜景、 夜景ポートレート)がありましたが,D750は16種(ポートレート、風景、こどもスナップ、スポーツ、クローズアップ、夜景ポートレート、夜景、パーティー、海・雪、夕焼け、トワイライト、ペット、キャンドルライト、桜、紅葉、料理)と充実しています。
本来なら自分で設定をして撮るのが良いんでしょうが,なにぶんまともにカメラの勉強をしてきていないもので,Nikon U以来ずっとシーンモード撮影に頼ってきているんです。
今更急にシーンモードなしではやっていけません。(勉強すれば良いんでしょうけど)
まだ試していませんが,これからの季節紅葉を使うチャンスが増えると思うので楽しみです。

良い点がいっぱいで,本当に買って良かったと思います。
とは言うものの不満が無い訳ではありません。

D750の欠点

欠点1 重い

これはフルサイズの宿命だと思いますが,兎に角重いです。
今まで使っていたD80+SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSMは1150gだったのに対して,D750+A032は1,650gと重量差500gです。
これはレンズのせいもあるのでD750についての感想とはちょっと違う気もしますが,今までと比較して一番感じる欠点なので。
グリップが握りやすくて持ちやすいので大丈夫なのですが,それでも持った瞬間に 「重っ」と感じるのは確かです。

とは言ってもD750はフルサイズ機の中では最軽量なので,これで重いというならフルサイズは無理ですね。まぁ,この重さがどうしても嫌なら明るさを犠牲にしてもっと軽いレンズにするか,若しくはフルサイズにこだわらずDX機にすれば良いだけなので,それをしない自分の責任ではあります。

欠点2 連続撮影が途中で止まる

良い点で「連写が速くなった」と書いておいてなんですが,連続撮影可能枚数に不足を感じました
ポートレートや風景写真等日常の撮影時に困ることは無いのですが,やはりスポーツを撮るとなると連続撮影15コマでは不足かなと感じました。

例えば運動会の徒競走。
今年は80mだったのでカーブを曲がってきた辺りから連写し始めると,最初は良いのですが,ゴール付近で連写が追いつかなくなってしまいます。
まぁ,これも事前に試してみて判っていたことではあるのですが,運動会当日写真撮影を頼んだ父親には説明が不足していたようで,ゴールテープを切る瞬間がワンテンポずれて,切る直前と切った直後が写っていました
来年はゴールする瞬間辺りを重点的に連写するようお願いするつもりです。

スポーツとか撮影するならD810の28コマくらいは必要かもしれないです。
D850の51コマもあれば流石に不足を感じることも無いでしょうね。
若しくはフルサイズにこだわりが無いのなら,いっそ200コマ連続撮影可能なDX機のD500なんかがいいのかもしれませんね。
次にカメラを買い換えする頃にはフルサイズで60コマ以上が標準になってくれてるといいですね。

欠点3 ライブビューが遅い

事前のレビューで判っていたことですが,ライブビュー撮影が非常に遅いです。シャッター切ってから次の写真撮影に移るまでが遅い遅い。
とは言っても,私の場合ライブビュー使って撮影するのはどうせイベント時の人混みの中くらいで,日常で困るわけではないのでしょうがないかなと。
これも次回買い換えの頃に改善されてると嬉しいです。

欠点4 シャッター音への違和感

私はNikon派の男ですが,Nikon派な故かCanon機のシャッター音があまり好きではありません。
なんか好みと違うんですよ。
そういう意味ではD80のシャッター音好きでした。

それに対してD750のシャッター音,シャッターユニットの構造の問題なのか何か解りませんが,私の思うところのNikonのシャッター音と違うんですよね。
これも買う前から解っていたことなので,しょうがないと割り切って買ったのですが,やはり他のNikon機の音の方が好きですね。

欠点5 接眼目当てがとれやすい

D750を使い始めてまだ2ヶ月も経っていないというのに,いきなり接眼目当てを無くしました。

以前使っていたD80の時と同じ目当て(DK-21) なんですが,実は昨夏D80でも9年目にして初めて無くしかけたことがありました。
その時は結局カメラバッグから取り出すときに引っかかって,バッグの中に落ちただけのようで数日後に見つかりましたが,見つかる前に紛失したと思いビックカメラで購入してしまいました。
尤もそのおかげで今回は,無くしてもすぐ取り付けることが出来ましたが。

ネットで調べたら結構「とれやすい」とか「紛失した」と言う書き込みが有ったので,私だけの問題ではない模様。
もうちょっととれにくく出来ないものですかね。

欠点6 アクセサリーシューカバーが付属していない

D750にはスピードライトを取り付けるアクセサリーシューのカバーが付いていません

今までNikon U,D80ともに付属していたので,付いているのが当たり前だと思っていたのですが,D7200以降最近は付いていないようですね。
別にコストカットするほどの物でもないと思うのですが,何か理由が有るんですかね。

仕方ないので,退役させたD80のカバーを外して取り付けました。
やっぱり付いてないと落ち着かないんですよ。これで安心です。

とまぁ欠点もそこそこ有りますが,では買って後悔しているか?と言えばそんなことはありません。
D750を買って良かったの一言に尽きます。
そもそも欠点の殆どが購入前から把握していたものです。
完全に想定外だったのは接眼目当てがとれやすい点くらいです。

むしろ問題は,折角良いカメラを買ったにもかかわらず,勉強不足故に自分の腕が追いついていないことです。(大問題)
一度本を買うなり,詳しいサイトで勉強するなりが必要かなと言うのが正直なところです。
…とか言っておきながらしなそうですけど。(苦笑)

カメラD750

Posted by ボルテス